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最強の学習マンガはどれか 科学編

わが子を「科学少年・理系少女」にするための、おすすめブックガイド

 

 

「おもしろい学習漫画」はあるか??

 いわゆる「学習漫画」は、ふつうのマンガに比べて面白くない、と思われるかも知れない。

それもそのはずで、ふつうのマンガが純粋に面白さだけを追求していればいいのに対して、学習漫画は「学習効果」と面白さという二兎を追わなければならない。これを両立させて、しかも質の高い作品を創るのは容易なことではないだろう。

 しかも、やたらと刺激の強い最近のアニメやマンガに慣れている子供たちに受けるような学習マンガを作るのは至難のわざである。

だが、子どもたちに大うけの作品があるのも本当だ。ここでは、有名なものもそうでないものも含めて、おすすめの科学漫画を紹介しよう。

 

『サバイバル』と『実験対決』

まず、子どもたちに人気の科学マンガの代表格といえるのが、朝日新聞出版から出ている『サバイバル』と『実験対決』のシリーズである。

 ふつう学習マンガといえば、学研の「ひみつシリーズ」などに典型的にみられるように、テーマや項目が中心で、ストーリーはそれを説明するための補助的なものになりがちである。それが悪いわけではないが、この『サバイバル』と『実験対決』のシリーズでは、ストーリーの面白さに重点があり、それが子どもたちに人気のある理由となっている。それでいながら、「酸性・アルカリ性の対決」「力の対決」といったタイトルからもわかるように、学習項目はしっかり押さえている。

 

科学オタクの科学マンガ

 とはいえ、項目別の解説という形をとった作品も捨てたものではない。なかでも楽しいのが『まんがサイエンス(あさりよしとお、学研)のシリーズだろう。

内容は、学校で習うことに直接関連するというよりは、やや高度な科学や技術の雑学をマンガで解説するといった趣であり、大人でも知らない情報も少なくない。

もともとは学研の『5年の科学』などに連載していたマンガを集めたものなので、一貫したテーマやストーリーがあるわけではない(例外はロケット開発やロボットに関する巻で、結構内容は濃い)が、ギャグのセンスがなかなかよくて飽きさせないところがいい。さらに、作者のあさりよしとお氏は、知る人ぞ知る科学オタク漫画家だということであり、解説の手際のよさは生半可な学習漫画には真似のできないレベルに達している。

 

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これぞ最強?! 『マンガでわかる素粒子物理学』

 だが、科学的内容の高度さと面白さからすれば、少年向き科学マンガとして、うるの拓也『マンガでわかる素粒子物理学』の右に出るものは、おそらくないのではなかろうか。

この作品は、もともとは大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構といういかめしい名前の研究所が子ども向きに配布していた冊子「カソクキッズ」の内容をまとめたものなので、科学的な正確さは折り紙つきだ。

さらに量子力学、素粒子物理学といった大人もひるむ難解な内容を、ここまで現代的なギャグマンガに仕立てた作者の手腕には感動するしかない。小学生の子どもも「むずかしい」と言いつつ、ギャグに引っぱられてぐんぐん読み進んでしまう。おそらく、これを読むのと読まないのでは、中学高校での理科に対する姿勢がおそらく違ってくるのではないだろうか。これぞおすすめの最強科学漫画というべきである。ぜひとも続編を期待したい。

 (番外編として、夏 緑『遺伝子・DNAがわかる』『免疫学がわかる』、野島 博・石田まき『マンガでわかる最新ポストゲノム100の鍵』は、マンガ主体の本ではなく、子ども向きでもないが、マンガのセンスが秀逸。特に石田まき氏の絵は上品でよい。高校生以上におすすめ。)

 

 

アメリカ産「学習アニメ」

 ところで、日本では昔から「学習漫画」がさかんに作られているのに、「学習アニメ」と呼べるものがほとんどないのはどういうわけだろうか。

奇妙なことに、おそらく学習漫画などほとんど作っていないアメリカのほうが、アニメに関しては学習的な内容のものを作っている。なかでも科学的な内容のアニメとして面白いし、内容も優れているのは『Magic School Bus』のシリーズだ。変わり者の女の先生が、魔法のバスに生徒を乗せて遠足(校外学習??)に連れて行く。それがただの遠足ではなくて、宇宙から人体、ミクロの世界、太古の地球などを舞台に繰り広げられる科学の冒険だというお話である。

これはもともとは絵本のシリーズで、日本語の翻訳もいくつかある。けれども、「力学」を扱ったお話など、翻訳されていないものにも興味深いものがある。

 

知られざる国産「学習アニメ」

 しかし、探してみれば日本でも「学習アニメ」と呼べるものがないわけではない。北海道大学出身のアニメーター集団ピコグラフによる『U.H.O. フューチャーレスキュー2061』がそれである。内容は、西暦2061年の未来を描いたSFなのだが、単なる空想物語ではなく、科学的にみてあり得る世界となっていることが特徴だ。さらに、そこに描かれた技術などがいかにして科学的に可能かという解説まで入っている。

惜しいのはメジャーでのテレビ放映などがないため、一般にほとんど知られていないことだが、科学技術振興機構のサイエンスチャンネルのサイトで見ることができる。

この作品を「官製アニメ」と揶揄する向きもあるようだ。しかし、先に紹介した『マンガで学ぶ素粒子物理学』も、高エネルギー加速器研究機構という政府系の機関から生まれたものであり、官製だからどうのと文句をつけるのはナンセンスである。むしろ嘆くべきは、世界に誇るアニメ文化がありながら、「科学的に正確なアニメ」を純粋に民間資本で手がけることの出来ない現代日本の状況なのではないだろうか。

 

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