4才から遊べる手作り算数ゲーム
幼いわが子が数に興味を示し始めたら、その能力をどうやって伸ばしたらいいだろうか。幼児向けの知育玩具もいいけれど、子供の数理能力を育てるという点ではちょっと物足りない。かと言って、市販の「算数ゲーム」はほとんど小学生向きからなので、数を数え始めた子供には難しすぎる。直接に「算数」の力をつけられて、しかも幼児が楽しめる遊びはないものか。そうお考えのお父さん、お母さんに、簡単に手作りできて効果てきめんの算数カードゲームをご紹介しよう。このゲームは、20くらいまでの数が数えられるなら4才、5才くらいから遊べて、足し算、引き算が覚えられ、記憶力のトレーニングができ、さらに簡単な戦略を立てる能力の訓練もできるというスグレモノである。大人も子供も楽しく遊べて、結構盛り上がる。息子が幼稚園年少くらいのとき、わが家では毎晩のように遊んでいたものである。
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カードの作り方(小20枚、大21枚)
カードの作り方は簡単だ。まず、大小2種類のカードを用意する。大きさは普通のトランプか、やや小さめのもの(暗記用のカードで代用してもよい)が適当だろう。
大小のカードのうち、小さめのカードは20枚用意して、それぞれに、太くはっきり見えるように数字を書く。すなわち、「1」のカード、「2」のカードというように、1枚1枚番号をふるのである。これで「1」から「20」までのカードが1枚ずつできる。
次に、大きいほうのカードは21枚用意する。これには、数字の代わりに丸印かドットで数を表す。すなわち、「1」のカードは丸が1つ。「2」のカードは丸が2つというようにして、「10」、つまり丸が10個のカードまでを作っておく。ただし、こちらは一つの数につき2枚ずつ作ることになるので、「1」のカードが2枚、「2」のカードが2枚あることになる。こうして「10」まで作るので、それぞれ2枚ずつで、合計20枚になる。好みによってだが、カードによってドットの色を変えてもいいだろう。赤い丸のカードを「1」から「10」まで10枚と、同じように青い丸のカードを10枚作って合計20枚にしてもいい。
すると丸のないカードが1枚残るが、これは「ゼロ」のカードである。何も描かないようにしてもいいし、数字の「0」を書いておいてもいい。
用意するものは以上である。
カードを場に並べる
それではゲームの準備を始めよう。まず、丸印のカード21枚をよく切ってから、丸の数が見えないように裏返しにして場に並べよう。21枚あるので、3x7のようにするときれいに並ぶ。
それから、数字カード20枚から適当な枚数(10枚くらい)を、今度は数字が見えるように表向きにして、一列に並べる。この枚数は、時間がなくて早く済ませたいときは少なめにしたり、時間をかけて勝負したいときは多めにしたりするなど、そのときによって何枚にしても構わない。数字が飛び飛びになっているので、数の大小がわかるようにカードを並べ換えよう(子供が数字に慣れたらやらせてみるといい)。
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