天才をつくる教材

受験業界にだまされない家庭学習法

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Q. 共働きで忙しく、子どもに付いて勉強をみてやれる時間がありません。どうすればいいですか。[Q&A 教育・学習・勉強の悩み相談]

 

A.

共働きで子どもの勉強を見られないときは

 

 

「家庭教師」にならないで

 忙しくて子どもの宿題や勉強を見てあげられないことは、どんなご家庭にもよくあることです。共働きのご夫婦に限ったことではありません。

 あまり深刻に考えないでください。

 そもそも、「子どもの宿題や勉強を見る」といっても、家庭教師よろしく勉強部屋で子どものとなりに腰かけ、つきっきりで見ている必要はないのです。

 おそらく親が子どもの宿題を見なければいけないと思うのは、小学生、とくに低学年・中学年のころかと思います。

その年令の子どもであれば、「勉強」といっても机に向かわせる必要さえありません。

例えば、食事の準備などの家事をしながら、そばで子どもに教科書の音読をさせるのはどうでしょうか。それを聞いているだけでも立派に「子どもの勉強を見る」ことになると思います。

 

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「音読」させればわかる

 実は、これだけでも十分に、子どもが学校の勉強についていっているかがチェックできます。

 というのは、子どもが音読しているとき、聞いている大人がテキストを見なくても、音だけで内容がわかるなら、子どもは文章の内容を十分に理解しています。

反対に、聞き手がついていけないほど速く読んだり、変なところで区切ったりしていると、文章の意味をよくわからないままで読んでいる可能性があります。つまり、「聞き手がわかる」ということは、「読み手がわかっている」ということなのです。

ですから、聞いていて内容がよくわからないときは、「もう少しゆっくり読んでくれないかな」とか「そこはこう読むんじゃないかな」と、やんわり注意すればいいでしょう。

 学校でも教科書を音読する宿題が出ると思います。それ以外に、子どもの負担にならない程度の文章を毎日一回か二回読ませるだけで、国語力は相当に伸びると思います。

 

国語以外にも使える

 しかも、このやり方は、国語だけではなくて、算数をはじめとして、ほかの科目の勉強にも使えます。

 例えば、算数であれば、「計算」を声を出して言わせるようにします。

小学校低学年程度の「たし算」「ひき算」「かけざん九九」などであれば、耳で聞いているだけでも答えが正しいか間違っているか判断できるでしょう。

また、文章題を音読させてみるという方法もいいと思います。「え? どんな問題なの? 説明してみて」と言えば、親が直接テキストを見ていないだけに、かえって真剣に説明してくれるかも知れません。

子どもが自分の言葉で問題を説明できたら大したものです。できたら、「なるほど。そういうことか。よく説明できたね」と、ほめてあげましょう。(とくにはじめのうちは、うまく説明できなくても、それがふつうだと思って下さい。)

 算数の宿題のない日も、あらかじめ用意した計算問題を110問から20問程度、声に出してやらせてみるといいでしょう。黙って100マス計算をやらせるのもいいですが、声に出してやることで暗算力がつきます。また、いきなり100マスでは大変でも、この程度なら抵抗なく始められます。しかも、口を動かし耳でも聞くやり方ですから、脳も活性化します。

問題は一度用意しておけば、一週間くらいのサイクルでくり返してやらせても大丈夫です。

参考・音読用計算問題の例 低学年・中学年用

(プリントして使えます)

1 2 3 4 5 6 7

 

 

「勉強の音読化」

 このように声に出しながら学習することを、このサイトでは「勉強の音読化」と呼んでいます。

勉強を「音読」にしてしまえば、親は別の作業をしながらでもチェックできますし、子どもは「ながら勉強」をしたり「勉強のふり」をしてごまかしたりすることはできなくなります。

さらに、リビングのテレビを消すきっかけにもなります。リビングのテレビが四六時中ついているのは、学習環境としては最悪です。これを消すだけで、学習環境は大幅に改善するでしょう。

さらに、音読をすることで子どもには表現力がつきます。

 

親子のコミュニケーションに

また、「音読」は、親子のコミュニケーション手段としてもすぐれています。

勉強部屋で親が子どものとなりに腰かけて勉強を見ていると、どうしてもよけいなことを言いたくなるものです。いっしょにテキストを見ていると、当然ながら親のほうが先にわかりますから、子どもができないとイライラしてしまうわけです。すると、「どうしてできないの?!」などと口走ってしまって、子どものやる気は大いにそがれることになるでしょう。

けれども、勉強を音読化すれば、親は聞き役に回って、子どもが主役になれるのです。子どもは、自分が主役になったほうが「やる気」が出るにきまっています。

 

高学年にも音読を

 もちろん、高学年ともなると、「黙ってする勉強」の比重が高くなり、計算の正誤なども親が耳で聞いただけでは判定が難しくなるでしょう。

それでもやはり、音読で勉強することには効果があります。

算数であれば、問題文だけではなくて、解答の解説文を音読させることで解法が確実に身に付きます。また、高学年では理科や社会の内容を取り入れるのもおすすめです(ただし、市販の音読教材では、内容が国語に偏っているきらいがありますが)

このように、「勉強の音読化」は、忙しい親にとって時間の節約になるだけではありません。目と手だけを使う勉強法にはない、さまざまな効果があります。さらに、短時間ですみますから子どもの負担も少ないのです。また、「子どもの勉強を見るのは親」ですから、経済的負担がないことはもちろんです。共働きのご家庭に限らず、毎日続けることで着実な学力向上がはかれる最もかんたんな方法だと思います。

 

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[Q&A 教育・学習・勉強の悩み相談]

 

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